「わたしって冷え性だから冬は辛くって」
なんていう会話をあなたも一度くらいは耳にしたことはありませんか?
こんな風に日常会話でも良く耳にする「冷え性」ですが、そもそも冷え性とはいったいなんなのでしょう?
「ひえしょう」をスマホなどで漢字変換してみて下さい。
「冷え性」と変換されませんでしたか?
「冷え症」とは変換されません。
そう、「冷え性」とは病気による症状を指しません。
というのもそもそも西洋医学に「冷え性」なる病気は存在しないのです。
では「冷え性」とはいったい何なのでしょう。
冷え性とは、手足以外の身体のほかの部分は暖まって冷たくないのに対し、手の先や、足の先などが冷たいままいっこうに暖まらないような感覚が続く状態のことを言います。
暖房の効いた部屋に入って身体を暖めてもなかなか身体が暖まらない。
特に手や足の先が冷えているように感じる。
こういった手足の冷えの自覚症状が冷え性なのです。
あなたの全身を暖めているのは血液です。
暖かい血液が血管を通って全身を巡ることによって身体は暖められます。
身体の末端部分が冷たく感じる原因のひとつにはその血液がうまく全身を巡っていないことが挙げられます。
つまり「冷え性」とは言い換えると「血行不良」とも言えるのです。
動脈硬化などにより毛細血管まで暖かい血液が流れない、冬の外出など気温が低い場所に居たため、毛細血管が縮んでしまい、その状態が元に戻らず血液が流れない、このように血行が悪い状態になると心臓から遠い身体の末端、つまり手や足の先に「冷え性」という形で影響が現れるのです。
このように冷え性は身体の状態ですから、「冷え性」の薬というのはほとんど存在しません。
「冷え性」を改善するには血行を悪くしている原因を見つけそれを取り除くことです。
そして原因の多くは普段の食生活や、生活習慣を見直すことで改善できることです。
冷え性にお困りの方は一度生活環境を見直してみることが解決の近道かも知れません。
冷え性に関する情報サイト
自宅でできるかしこい冷え性対策
冷え性 – Wikipedia
最終更新日 2025年4月25日